第80回ICTサロン
COVID-19 健康観察管理システム「こびまる」
~ 逼迫した医療現場を救った札幌発の官学連携モデル ~
札幌医科大学 助教 小山 氏及び北海道科学大学 准教授 谷川氏は、当会会員ESRIジャパン株式会社様のプラットフォームを使い、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から人々を守る」として、罹患者及び濃厚接触者の健康観察管理システム「こびまる」を構築し、業務の膨大な負荷を劇的に低減することに成功しました。
今回のICTサロンでは、小山氏、谷川氏ほか、構築後のシステム改修に携わっている、北海道情報大学 藤本氏、向原氏、札幌医科大学付属病院 中山氏、札幌医科大学 高塚氏をお招きし、GISを活用したシステム概要、短期間での実装・改善を繰り返すアジャイル型開発の特徴やメリットをお聞きしました。札幌市保健所の小澤氏からは、オミクロン株の急拡大に対応すべく、2023年2月から稼働したばかりの自宅療養判定アプリ「こくちまる」の概要、稼働状況について、また、ESRIジャパン株式会社の福田氏からは、ArcGIS製品の特徴についてお聞きしました。
新型コロナウイルス感染症から人々を守る、必要な人に医療を受けてもらう、医療へのアクセスを確保する――単なる官学連携を超越した「人々を助けなくては」という熱い思いの「連携」で、医療・保健部門のDX化に踏み込んだ札幌発「健康観察管理システム こびまる」と「自宅療養判定アプリ こくちまる」の今後のさらなる進化が期待されます。
【日時】 2022年2月24日(木)16:00~17:30
【配信方法】 Zoomウェビナーによるオンライン配信(ライブ)
【視聴用URL】 https://zoom.us/j/94230010576
【主催】 北海道テレコム懇談会
【プログラム】
○プレゼンテーション1(15分)
「札幌市の新型コロナ対応健康観察管理システム『こびまる』」の概要
札幌医科大学
医学部公衆衛生学兼循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座
助教 小山雅之 氏
〇プレゼンテーション2 (5分)
「自宅療養判定アプリ『こくちまる』」への発展
札幌市 保健福祉局保健所医療対策室 システム担当課長 小澤秀弘 氏
○パネルディスカッション(40分)
ファシリテーター:北海道情報大学 経営情報学部先端経営学科
准教授 藤本直樹 氏
パネラー :札幌医科大学 医学部公衆衛生学兼循環器・腎臓・
代謝内分泌内科学講座 助教 小山雅之 氏
札幌市 保健福祉局保健所医療対策室
システム担当課長 小澤秀弘 氏
北海道科学大学 保健医療学部診療放射線学科
准教授 谷川琢海 氏
札幌医科大学附属病院 高度救命救急センター
医師 中山龍一 氏
北海道情報大学 経営情報学部先端経営学科
教授 向原 強 氏
札幌医科大学 医療人育成センター物理学教室
講師 高塚伸太朗 氏
○プレゼンテーション3 (15分)
ESRIジャパン株式会社
札幌オフィス 技術推進グループ 福田潤 氏 (15分)